進路のてびき 就職公務員編(キャリアデザイン準備号)
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員採 用名簿記載*採用内定各官庁面接採用候補者第2次試験合格発表第2次試験第1次試験合格発表第1次試験受験申込 (各都道府県・市役所職員、警察官、)国家公務員公務地方公務員182*公務員採用試験に合格すると、採用候補者名簿に記載され、実際に採用される人はその中から選ばれる 国家公務員採用試験は、平成23年度まで『Ⅰ種・Ⅱ種(大卒程度)』『Ⅲ種(高卒程度)』などに区分されていました。平成24年度からは試験体系が変更となり、『総合職試験』(大学院卒者試験と大卒程度試験)、『一般職試験』(大卒程度試験と高卒程度試験)、『専門職試験』(大卒程度・高卒程度に分かれる)などに区分されています。 公務員採用試験に合格すると、採用候補者名簿に記載され、各官庁等による面接試験などを経て内定が出され、正式に採用が決定する仕組みになっています。 国家公務員は人事院、地方公務員は都道府県の人事委員会や、市区町村役場の人事課が試験の公告を行います。官報や新聞、ウェブサイト、ポスター等で公告されるのと同時に受験要項が発表されるため、早めに取り寄せるようにしましょう(次ページ「人事院地方事務局(所)採用・試験担当課一覧」を参照)。 公務員は、勤務する機関の違いによって「国家公務員」と「地方公務員」に大別されます。 また、国家公務員と地方公務員の職はそれぞれ「特別職」「一般職」に分けられます。 特別職は、選挙によって就任する職や、職務の性質から特別の取り扱いが必要な職などを指します。一般職は、特別職以外の職員のことで、公務員の大半を占めています。 国家公務員の場合は、各省庁およびその出先機関が勤務先となり、全国各地に配属される可能性があります。地方公務員の場合は、各地方自治体に勤務し、さまざまな職務に携わる傾向があります。国家公務員と地方公務員の違い受験から採用までの流れ合格・採用のポイント高校卒業後の進路のひとつとして考えられる公務員への道。「国家公務員」と「地方公務員」の違いから、受験・採用までの概要をつかみ、採用試験(高校卒業程度)の結果を見てみましょう。■受験申し込みから採用までのスケジュール❶教養試験、専門試験、作文試験、人物試験(面接)など、さまざまな試験が課されます。早めに受験対策に取りかかり、効率良く着実に勉強を進めることが大切です。❷「高卒程度」の場合、試験範囲は高校までの学習内容ですが、公務員採用試験独特の「一般知能」が約半分を占めるため、これに関する勉強が別に必要になります。❸「採用試験合格」=「採用」ではありません。合格から採用までの期間は短く、また採用候補者名簿の有効期間は限られています。採用もれにならないよう、早めに内定に向けての働きかけを行うことが重要です。*一部職種において、上記の区分と異なる場合があります●特別職以外の職員 (各省庁職員 など)●特別職以外の職員 消防吏員 など特別職●内閣総理大臣 ●外交官●裁判官 ●国会議員●自衛官 ほか一般職特別職●都道府県知事 ●市区町村長●県議会議員 ほか一般職公務員採用試験

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