1 学校の進路指導部あてに各企業から送られてきた求人票や会社案内書などを見て、自分の希望している会社の状況を調べていきます。その際に大切なのが、就職するに当たっての自分の優先順位。自分の2 三者面談は、自分では気づかなかった点や見えていない部分を知ることができる絶好の機会です。自分の進路について保護者や家族の方々、また担任の先生と十分に話し合いましょう。 就職・採用試験を念頭に置いた現在の学力はもち3 就職を希望する会社が見つかったら、次は会社見学をしましょう。 会社がどこにあって、自宅からどれくらいの時間がかかるのか、その周囲はどんな環境で、どのような人たちが働いているのか、自分の目で実際に見ることで、就職に向けた心構えができてくるはずです。求人票や会社案内書では知ることのできないさまざ4 実際の職場で、実際の業務や仕事内容を体験できるのがインターンシップです。机上の会社研究だけでは分からない、実際の業務内容や社会人が働く職場の雰囲気などを体感することができます。23希望をすべて満たす会社があればベストですが、なかなかそうはいきません。「譲れない条件(優先順位が高い)」と「できればかなってほしい条件(優先順位が低い)」を決めて、求人票を見ることが大切です。ろん、日常の挨拶や礼儀などがきちんと身についているか、気になる点はないかどうかを尋ねたり、迷いや不安があれば相談したりしてみましょう。 また、そのためにも日常的に保護者や各先生方と良好なコミュニケーションを取っておきましょう。まな情報を得ることができるでしょう。 また、会社見学では、「自分が会社を見学する」のと同時に、「会社側も自分を見ている」ということを忘れずに。服装や言葉づかい、マナーなどには特に気をつけて臨みましょう。 一般的な流れとしては、夏休みに見学が行われることが多くなっています。 〉〉 P29の「会社見学チェックシート」も活用しよう。 入社後の姿をイメージしながら取り組むことで、自分の職業適性や将来設計を考える機会になるだけではなく、さまざまな世代の人たちとのコミュニケーション能力も向上するでしょう。優先順位をつける主な項目例(ここに記してある条件は求人票で確認することができます)●仕事の内容 ●雇用形態 ●職種 ●勤務地 ●通勤時間 ●就業時間・休日等 ●各種休暇●賃金・給与待遇 ●昇給 ●賞与 ●福利厚生(社会保険) ●宿舎・寮の有無 ●会社の規模 ……など 〉〉 P26の「求人票を見るときのポイント」、P28の「求人票比較・検討用チェックシート」も活用しよう。 高校新卒予定者に関する採用・就職活動は、都道府県ごとにルールが決められています。従来、多くの都道府県では、一定の期日までは一人一社に限り学校内で選考した生徒を推薦する「一人一社制」という制度を採ってきましたが、近年の就職市場の変化などを踏まえ、制度が変更されているところもあります。各都道府県には都道府県の労働行政担当、学校、地元企業団体による「高等学校就職問題検討会議」等が設けられ、一人一社ではなく、期日を決めて複数企業に同時に応募できたり、あるいは学校間で求人情報を共有したりするなど、地域の実情に応じた対応策が取られるようになっています。 そのため、各都道府県のスケジュールや応募・推薦が可能な企業数は異なります。自分が就職を希望する企業が所在する都道府県の状況については、先生に相談するなどして、必ず事前に確認しておきましょう。知っておこう!会社・企業、業界研究三者面談会社・企業見学インターンシップ
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