進路のてびき 就職公務員編(キャリアデザイン準備号)
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自分について高校生活学校外進路について一般教養36自分の性格を客観的に理解しておくことが最も大切です。自分の特徴や長所が大きく発揮された体験談や打ち込んだ活動などのエピソード、短所を克服するために努力していることなどを、具体的に自分の言葉で伝えましょう(できるだけ簡潔に)。学園祭や修学旅行等の学校行事、生徒会活動や部活動、校外活動、また探究活動やSDGsに関する活動、高校時代に積極的に取り組んできたことや特に印象に残ったことを通して、何を学んだかをアピールしましょう。ボランティア活動などの体験を語るのも効果的です。充実した高校生活(集団生活)を送ることができた人は、進学先や就職先でも有意義に過ごしていけると判断される可能性が高まります。友人と遊ぶことも大切ですが、遊んでばかりというのでは評価はされません。部屋の掃除や家庭の手伝いをしているか、何か熱中できることがあるかなどが問われます。志望動機と共に、入社してからやりたいと思っていることが、面接試験で最も重視されるポイントです。本当に意欲はあるのか、よく考え、十分に調べて検討した上での志望なのか、家庭でのコミュニケーションは十分に取れているのか、そして適性はどうなのかなどがチェックされます。志望動機は、きっかけになった出来事や決心するまでのプロセスなど、具体例を交えながら熱意を伝えるとより効果的でしょう。自分が就こうとしている職業を意識しながら、ニュースや新聞を見たり、毎日の生活を送ったりしてみましょう。作文や小論文の題材は日常生活の中にあふれています。想定される質問の具体例とポイントポ イ ン ト自己紹介(自己PR)趣味・特技・資格について長所・短所高校生活の中で最も印象に残っている出来事得意科目・苦手科目高校生活の中で頑張ったこと部活動(活動内容あるいは取り組まなかった理由)休日の過ごし方アルバイト経験(によって得たもの)進路に対する保護者や家族の方の意見就職したい理由なぜその会社を志望するのかどのような仕事をしたいのか入社してから取り組みたいこと社会のどのようなことに関心を持ったか最近気になったニュースは?面接では、尋ねられた質問の意図をくみ取って、的確な回答ができるかがポイントになります。また、正しい敬語を使いましょう。質 問 例よく聞かれる質問例実際の面接では、具体的な事例を交えながら自分の言葉で答えるように心がけてください。面接時での答え方

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