拝啓 さて、このたびは早速ご採用の通知をいただき厚く御礼申し上げます。みなさまの一員として働けることを、私はもとより家族も心から喜んでおります。これまで励まし、ご指導いただきました先生方にうれしい報告ができ喜びに満ちあふれています。本当にありがとうございました。卒業まで残り少なくなりました高校生活は、十分健康に気をつけながら、勉学に励み、入社した折には、よりご期待にそうよう努力するつもりです。今後ともよろしくご指導くださいますようお願い申し上げます。 △△△△株式会社人事部長 秋冷の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。令和三年十月○日□□ □□様○○高等学校生徒 敬 具 ○○ ○○ 42選考結果の連絡は、採用試験から一週間前後で学校宛にあります。内定を得たら、これからお世話になる会社、または、人事・採用担当者宛に感謝の想いを伝えましょう。お礼状を書く際に注意すべきこと・ 字が上手ではなくても、きれいに、ていねいに書くことを心がけ、間違えた場合は新しい便せんに書き直す・ 「御」「ご」「お」の文字が文末に来ることがないように、一行のバランスに注意する・ 「入社誓約書」などの書類提出を求められている場合は、今後の抱負の次に同封の旨を記入して送付する・ お礼状はできるだけ早く(一週間以内)書くのが望ましい日付は2〜3文字分空ける企業により、採用を担当する部署の名称が異なることが多いため、必ず通知書類を見て確認する「結びの言葉」今後の指導をお願いして締めくくる「結語」頭語と必ず揃って用いる。この場合は、頭語が「拝啓」なので、結語としては「敬具」となる一文字空ける署名と宛名は2枚目にまでまたがらないようにする文頭は1文字空ける「頭語」相手に敬意を表す書き出しのことば「時候のあいさつ」頭語に続ける最初の書き出し。季節に合わせて内容を変える内定をいただいたお礼と喜びの気持ちを書く自分の近況は時期に合わせ、今後の抱負を書くお礼状の書き方高校生でも、これから社会人になろうとするみなさんには、特に「礼儀正しさ」や「マナー」が求められます。また、お礼状は自分の言葉で書くことが大切です。下記を参考にしながら、感謝の気持ちを素直に書いてみましょう。内定が決まったら
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