0))34自立心の養成1基礎学力の養成*上位9つの項目を抽出42.642.639.839.835.535.525.325.3待遇(給与・福利厚生等)が良い採用担当者・社員に好感が持てた23.723.721.321.3将来性・発展性がある19.719.7安定性がある13.013.0経営者に魅力を感じた10.510.5社会貢献度が高い1020304050(%)資料:東京商工会議所「2019年度中堅・中小企業の 新入社員意識調査」❖入社した会社を選んだ理由は?(複数回答)❖高校新卒を雇用する企業が学校に期待すること*(複数回答)【人格】【教育】 会社を選ぶポイントは、実は例年あまり変わりありません。 重視されるのは「仕事がおもしろそうか」「自分の力が活かせる場所か」「職場の雰囲気」「会社の将来性や安定性」「給与や福利厚生」「社会貢献度」など。 会社を選ぶ際には、それらのうち何を重視するかの優先順位を決めることが大切ですが、そのためには自分が「仕事や会社に何を求めるか」を考えること、いろいろな会社の情報を収集し、研究を重ねることが必要となってきます。その際 事業や業務によって、会社が求職者に求める技術や能力は異なりますが、右表のように多くの会社が共通して必要とする資質や能力があります。 右表の調査は、学校教育において生徒に身につけてほしい資質や能力は何かを、会社に尋ねたものです。調査結果を見ると、半数以上の会社が学校で養成してほしいと回答しているのは、【人格】においては「対人コミュニケーション能力の養成」(86.0%)、「ストレス耐性」(68.9%)、「基本的生活習慣や社会人としてのには進路指導の先生や家族、先輩からの情報・アドバイスも参考にすると良いでしょう。 良い・悪いではなく、日本の「就職」の多くは、その会社に入社して勤務する「就社」となることが多いため、勤務地や企業の社風・風土、また福利厚生や勤務形態などにも留意する必要があります。 もちろん最後に決めるのはみなさん自身です。さまざまな情報をよく吟味し、数年後の自分の姿をイメージしながら、悔いを残さない会社選びをしていきましょう。マナーの教育」(65.8%)、「自立心の養成」(61.7%)。 【教育】においては、「基礎学力の養成」(92.3%)、「一般教養教育」(75.8%)、「論理的思考能力や問題解決能力の養成」(60.3%)となっています。 以上のことから、採用に際して会社は、意思疎通のためのコミュニケーション力や、あいさつや時間をきちんと守るといった基本的な生活態度を身につけた人、物事に粘り強く取り組む人、そして基礎学力と自分で考える力を持つ人を求めているといえそうです。仕事の内容がおもしろそう職場の雰囲気が良かった自分の能力・個性が活かせる1対人コミュニケーション能力の養成86.0%2ストレス耐性3基本的生活習慣や社会人としての資料:経済同友会「企業の採用と教育に関するアンケート調査」〈2016年調査>(折れない心・粘り強さ)68.9%65.8%マナーの教育61.7%5職業教育・職業観の養成13.5%92.3%2一般教養教育3論理的思考能力や問題解決能力の75.8%60.3%養成4語学教育5ディベートやプレゼンテーション44.3%能力の訓練17.5%*「中学校・高校」の教育に期待することとして回答60((「就職する」「働く」というのは、一体どんなことなのでしょうか?社会で活躍する先輩たちのデータを参考にして考えてみましょう。会社を選ぶ基準は?会社は志願者のどんなところを見るのかな?
元のページ ../index.html#9